自己紹介4 Sushi   Leave a comment

4人目のSushiと申します(今年はAtsushiが2人いてややこしいため、Sushiと名乗らせていただきます)。

甚だ僭越ではございますが、自己紹介をさせていただきます。

バックグラウンド

総合商社(休職中) 私費 男性 社会人経験10年9カ月

総合商社で財務経理業務を担当し、Oil & Gasの事業会社、港湾事業会社、財務経理業務のSSC(Shared Service Center)への出向と、本店でのコーポレートファイナンス業務を経験しました。港湾事業会社で1年間シンガポールに駐在してはいますが、基本的に生まれも育ちも日本です。

MBA・IMD志望理由

●MBA志望理由

MBAの志望理由は「日本の会社をより良い方向に変えることに少しでも貢献したい」と考えたためです。そのためには自らが経営をやりたいと考え、経営に必要な資質を身に付ける手段としてMBAを選択しました。日本の会社をより良くしたい、経営を学びたいと考えた背景としては、以下、大きく2つあります。

  • 海外の方の日本企業への期待が低いこと
    海外の方の中には、日本の歴史、文化、食べ物、レジャー等々に関し、日本のファンがたくさんいますが、日本企業で進んで働きたいという人に出会うことは、ほとんどありませんでした。海外の方は、日本企業に対し、長時間労働、意思決定の遅さ、官僚的な対応等のネガティブなイメージを持っていることが多く、私自身、(日本企業に対する愛着はあるものの、)いずれも否定することはできませんでした。
  • 経営の難しさ
    出向経験が長かったこともあり、(子会社であっても)会社を経営することが如何に難しいか(東京のHQの仕事の延長線にはないこと)を痛感しました。適切な課題設定をする力、日々、優先順位付けをし意思決定する力、人をマネージしていく力(会社の規模やフェーズ、組織のレイヤーによっても異なる)、人を惹きつける力(この人のためだったら頑張ろうと思ってもらえる力)を身に着ける必要があると考えましたが、会社で描くキャリアパスだけでこれらの能力を身に付けることは自分にとって難しいと感じました(センスの良い方はできると思いますので、あくまで個人に依るという意味です)。

●IMD志望理由

IMDの志望理由は、上述の通り、日本企業をより良くするため、経営を学ぶのに最適な場と考えたためです。大学時代の部活・会社の先輩がMBAに通っていたことや、Executive Educationに参加していた元上司(推薦状を書いていただきました)からIMDの話を聞いていたことからも興味を持っていました。掘り下げてみると、主な理由は以下の4つです。

  • 多様なバックグラウンド
    90人とトップスクールの中では最小の人数規模でもあるにも関わらず、40ヶ国の学生がいる多様なバックグラウンドであることから、日本とは異なるマネジメントスタイルを学ぶことができる。
  • Self-Awarenessに特化したプログラム
    経営には、自分自身を深く理解して、人間を磨いていくことが重要と私は考えていますが、IMDには自らの幼少期から振り返っていくリーダーシップの授業やPersonal Development Elective(心理カウンセリングの授業)があることも、魅力に感じました。
  • 日本企業の経営について考えるチャンス
    IMD前学長のDominique Turpinの著書「なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか」は、私の日本企業に対する興味とマッチすると思いました。この本において、日本人は、グローバルマインドセット、長期戦略、経営スキルが欠けていること等が指摘されていますが、私自身、日本企業の経営については在学中にじっくり考えたいと思います。
  • 1年間のIntensiveなプログラムとMatureな学生のいる環境
    現実的な話としては、私自身、33歳で私費ですので、時間的にも金銭的にも2年間の学校はしんどいというのがありました。また、自分よりも5歳年下の人と交わるよりも、Matureな学生のいる環境で豊かな人生経験を聞いてみたかったということもあります(学校選びは、その人のタイミングや金銭的な事情によっても異なるかと思います)。
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自己紹介3 Maki   Leave a comment

同じく、IMD2019のMakiです。よろしくお願いします。

バックグラウンド
外資メーカー 私費 女性 単身 社会人経験 約11年
広告会社 営業 5年半 → 外資メーカー(FMCG) マーケティング 5年半
海外経験は大学時代に、アメリカに1年間交換留学。メーカーでは英語はかなり使った。

志望理由
WHY MBA?
‐ 国を問わず活躍する人材になる!そのためのハードスキル・ソフトスキルを磨きたい。
外資メーカーでAsia Pacificチームと密に仕事をし、また、他の外資メーカーの話も聞き、グローバル企業の投資が日本ではなく他のアジアの国々に流れる傾向が今後さらに加速するだろうと感じ、日本だけでなく海外でも活躍できる人になりたいと思い、MBAを志望しました。優秀なインド人やシンガポール人とも働く機会もありましたが、彼らと対等に仕事をしていくためにも、ビジネスの基本を学ぶことはもちろん、異なるバックグラウンドのメンバーがいるチームをリードするスキル、誰とでも協力して働くコミュニケーションスキル、精神的なタフさ・・・などを強化したいと考えています。
あとは、11年も仕事をしてきたので、1度仕事から離れ、これまでの経験の棚卸しをして、世界中の人たちと切磋琢磨して学びたい、excitingなことがしたい、というピュアな気持ちもあります!

 

WHY IMD?
– リーダーシップ育成にフォーカスしたプログラム
特にSelf-awarenessを深められるプログラムに魅力を感じました。「自分がどういう人間で、どう生きていきたいのか」 こういった価値観は、リーダーシップをとる時の自分の判断軸の一つだと考えおり、かつ、その価値観に基づいた一貫した行動が人に「この人を信頼したい」と思わせる要素だと考えています。
私が在籍した外資メーカーは小規模なためLeadership teamとの距離も近く、比較的Transparentでした。そのため、リーダーが下した決断に対し、「もし自分がリーダーだったら・・・どう決断するだろう。そして、それをどう社員に伝えて実践していくだろう」と考える機会に恵まれました。そういったことを考える中で、あといろいろあって、スキルや経験は非常に重要なのはもちろんのこと、「人としてどう生きていきたいのか」という価値観も重要だと私は考えるようになり、IMDの様々なプログラムで揉まれることで、そういった価値観をさらにシャープにできると考え、選択しました。

 
‐ 90人という小規模サイズ
私は自分のアクションへの反応を直接感じ取れる方が、やりがいを感じるタイプなのですが(多くの人がそうかもしれませんが)90人というサイズであれば、自分の貢献が見えやすいと考えたため。

 
– フィット感・直感
「年齢・私費・アメリカは体験済」という自分のバックグラウンドを考慮し、「欧州1年生MBA」に絞りました。他にも2校キャンパスビジットをしましたが、IMDが一番落ち着きました。おそらく、平均年齢が他校よりも高くMatureな雰囲気があり、少人数でアットホームな感じがしたからかと。私が見学した授業では、その日にお誕生日のクラスメイトを全員でお祝いしていて、そういうとこも、いいなぁと思いました!そういった感覚もあり、IMDに決めました。

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自己紹介2 : Kei   Leave a comment

IMD2019のKeiです。Satoshiに引き続き自己紹介投稿します。

バックグラウンド

国内メーカー 私費 男性 社会人経験10年

メーカーの海外事業部。アメリカ、ブラジル子会社に計5年半駐在。主にSales, Business Planning, Business Developmentを担当

IMD・MBA志望理由

自分が本当に何を人生でやりたいのかを見つける為です。

新卒の時は海外を軸に就活をしていました。日本メーカーの海外部門で自社商品を海外に広めていきたい、国に根付きその国の人達と一緒に商品を通して発展していきたいという気持ちで入社しました。そして10年間働き海外も成熟国、新興国と2つの国に駐在することができました。そこで感じたことは日本の大きなメーカーになればなるほど既に海外はローカル化を進めている最中であり、自分が仕事をすることができる40年間のフェーズと、会社の方向性とのギャップを感じました。もしかしたら上記をすることができる権限・チャンスが会社の中で与えられることがあったかもしれませんでしたが、その運に人生を懸けることはできませんでした。

転職活動をしようと思いましたが、上記の目標がなくなった後自分が本当に何をやりたいのか、人生の軸をどこに置くべきか分からなくなってしまいました。

何をやりたいのかを知るには自分は何者なのか、自己を深く知ることが一番の近道だと思いまます。元々MBAに興味はあったのですがIMDのリーダーシップ教育の根源である自分のことをよりよく知ること「Self-Awareness」にとても共感しました。そして90人の多国籍でMatureなクラスメートからIntensiveなプログラムの中で日々刺激を受けながら会社の組織関係なく自分をさらけ出す一年間であれば自分の強み、弱み含めてもっと自分のことがわかるのではないか、そしてその先には自分の人生の軸が見つかりそこに向けて没頭できるのはないかと考えてMBA、そしてIMDを志望しました。

この一年でそれが見つかるかもしれないし、見つからないかもしれません。それはこのブログの中でまた共有できればと思います。

それでは一年間宜しくお願いします!!

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Opening Dinner   Leave a comment

住居、保険、住民登録、保険、ITインフラ整備等のAdminワークに追われる日々も終わり、本日より本格的にClassが始まりました。

今日の内容は今後の展開に向けた基礎の基礎という部分ではありましたが、クラスの皆の熱心な発言を聞くとMBAに来たんだなぁという実感が徐々に湧いてきました。

本日の講義に先立つ昨晩、クラスが本格的に始まるということでMBA生90人、教授陣、Admin OfficeでのOpening Dinnerが開かれました。
各自自国のTraditionalな装いか、ビジネスカジュアルかというドレスコードだったため、民族衣装のあふれるパーティでした。残念ながら日本人勢は本格的な和装を持ってくるのは難しい&浴衣を着るにはスイスは今の時期寒すぎるとの判断で今回はビジネスカジュアルを選びましたが、また別の機会に日本の文化というものを同級生にシェア出来たら良いなと考えています。

class of 2019j

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自己紹介:Satoshi   Leave a comment

IMD2019のSatoshiです。(去年とは別のSatoshiです)

1月9日からオフィシャルにIMDのプログラムが開始されました。
最初の二日間はオリエンテーションでしたが、三日目の今日から授業が始まりました。

■バックグラウンド
製薬会社(+その他もろもろ) 私費/33歳

キャリアは大分紆余曲折していますが、大卒(文系/総合政策学部)後ネット系企業に就職後退職し、青年海外協力隊でカメルーンにて農村開発の仕事に携わった後、日系国際NGOにて南スーダンに駐在し紛争地の難民支援に従事しました。学生時代からここまでは30代前半で国連機関に入り、難民や紛争地の支援に携わるキャリアを目指して経験を積んできましたが、現場経験を経て色々考えた結果、民間企業の新興国開拓、それもB to C分野(対消費者ビジネス)へとキャリアの方向転換の舵を切りました。

直近5年間は日系製薬会社に所属し、本社や同ケニア支社(出向)にてアフリカ諸国の事業開発に携わりました。具体的には東・西アフリカの国々に同社の医薬品、スキンケア製品を広げていくことや、ケニア支社の予算策定、債権管理等に従事しました。

海外経験は中学まで計9年ヨーロッパに滞在し、大卒後計6年アフリカで仕事をしました。

■MBA・IMD志望理由
●Why MBA?
①働く国、組織にとらわれない人材、どこでも働ける(必要とされる)人材になりたい
自分自身のキャリアを振り返ってみたところ、海外勤務歴はあるものの、なんだかんだ全部「日系」組織に所属して守られてきたなと思いました。日系組織での海外駐在は、仕事にもよると思いますが日本語、日本文化の中で成されることが多く、日本人として恵まれた豊かな国に生まれたことに感謝しつつも、果たしてこの働き方が他の国や組織で通用するのか疑問でした。今後は国籍や国にとらわれずに個人として世界で働いていける人間になりたいと思いました。そう考えたときに、日系組織所属、海外駐在員というバックボーンだけでキャリアをグローバルに広げることは難しいと思いました。そんな中、まさに自分が歩みたいキャリアを行く人や、関心がある採用ポストの人材像を見ると、その多くが海外の修士所有だったので、自分もMBAを目指すこととしました。

②新興国事業の経営者になりたい
南スーダンやケニア時の職務において、ゼロから井戸や学校を建設したり、新しいスキンケア製品を様々な新しい国々に導入する経験を積み、強い面白みを感じました。不確実性の高い成長市場の中で、営業/マーケティングから輸出入や債権管理まで横断的に見ながら、失敗やトラブルを重ねながらも少しずつ事業を創っていくプロセスに面白みを見出しました。結果、そうした新興市場において今後も少しずつ規模を大きくしながら事業全体を見れるような経営者(事業運営者)になりたいと思うようになりました。
経営者(事業運営者)になる上で、自分で事業を立ち上げる、起業するということであれば、MBAなんてとらずにすぐに事業を始めることがいいかと思います。しかしながら自分自身今すぐにそういう考えがなく、希望する職務(海外事業開発系ポスト)への就労機会を広げるという意味でも、まずはMBAの取得を通じてハードスキルの習得と、ソフトスキルのブラシュアップに取り組みたいと思っています。

③留学してみたかった
学生時代から留学したことがないどころか、途上国関係の課外活動ばかりに従事して学校にもあまりいかずに成績もさんたんたるものでした。その反省と多大なる後悔を踏まえ、海外のレベルの高い高等教育機関で志の高い学友と思いっきり切磋琢磨したいと思いました。

●Why IMD?
①Industry Focus&スイスの立地
MBA毎にカラーがありますが、IMDはLeadership、Executive educationとIndustry(製造業)にFocusを置いています。個人的にはConsultingやFinanceといった分野への就職に関心が少なく、直近の製薬会社の経験を経て、B to C、ヘルスケア、消費財といったIndustry分野への関心が強いです。そのため、元々Nestle等が設立したという背景や、他校と比べて製造業分野に多くの人材を輩出しているIMDに関心を持ちました。さらにスイスは面積上小国ながら数多くの世界に名だたる製薬会社や各種製造業を輩出していることも自分には魅力的でした。志望先はIMDほぼ一択でした。

②凝縮された多様なプログラム
一年で色々盛りだくさんに経験できることに魅力を感じました。
IMDは90人という少人数でクラス一体となって動くプログラムです。プログラムは緻密に組まれており、雪山オリエンテーション、リーダーシップ/自己認識向上のための定期的な心理学者との対話プログラム、8週間の企業コンサルティングプロジェクト、2週間のDiscovery trip等参加必須の内容が盛りだくさんです。ここに加えて日々のグループ課題もあり、毎週土曜、時には日曜も拘束されることが多いようです。逆に言えばプログラムの柔軟性や選択科目の自由度も低く、拘束時間も長いので勉学以外のことに時間を割きたい方にはお勧めできないプログラムだと思います。個人的にこの一年は思いっきり学校生活に身を投じたいと思っています。

③1年制、欧州、少人数
年齢(33)、資金(私費)のこともあり、1年制しか考えていなかったことと、アメリカよりも欧州に住みたいと思っていたからです。加えて天気もいいほうが良かったので、フランス以南を見ていました。また、たくさんの方と知り合うよりも、狭くも深い関係の一生ものの友人をつくりたいと思ったので、少人数制の学校を希望しました。

■一言
やりたいと思ったことは全部思いっきりやってみる、失敗しても気にしない、後悔のない一年にしたいと思います!

では!

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Class of 2019 在校生紹介/ 面談の申込方法   Leave a comment

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
IMD MBA Class of 2019は例年になく、日本人/日本語話者が多い年となりました。
このブログも以下6名で運営をさせていただく予定です。人数が多い分、様々な視座よりIMDを紹介できればと思っております。

class of 2019

また、学校選び・出願に向けて在校生と個別面談をご希望の方は下記の申請フォームよりお申込みください。
個別面談が実り多きものとなるよう、希望される方のバックグラウンド・関心を基に担当する在校生
をマッチングさせていただきます。

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後半戦の振返り。   Leave a comment

Class of 2018のShingoです。大変ご無沙汰しています。

早いもので全く更新しないうちに数ヶ月も過ぎ、先週金曜日に無事に卒業に至りました。帰国のフライト内で最後の投稿を作成しています。

前回の投稿がMBATに関するものだったのでその後の主な出来事を覚えてる限りですが振り返って私たちの代の締めとさせてもらいます。

・Discovery Trip サンフランシスコ(→シンガポール→バンガロール)

MBATが私の考え方のターニングポイントであったのに対し、リーダーシップを考える上でのターニングポイントとなったのはサンフランシスコ訪問でした。

Startupのピッチ参加からサンフランシスコ、シリコンバレーを代表する企業の訪問やAlumniとの出会いで米国西海岸のエコシステムが如何に機能しているのか、またテクノロジー、ビジネスの猛烈な進化のスピードを朧げながら掴むきっかけになりました。しかし、それ以上に集まるヒトの成功を求める熱量にも翻弄さたというのが正直な感想です。まだ人の手垢のついていないビジネスモデル、テクノロジーを持って如何に他人より早く成功するか、その為に人生を擦り減らしながら必死に生き残りを目指す人々(多くはStartup)の姿は、Module 1で出会った在欧州のStartupとは異なるモチベーション、ゲームをしているとの違和感を覚えました。

また、一般に成功例とされている企業も、実際にヒトに会い、中を覗き込むとそもそものビジネスケースに限界があるように感じてしまったり、一方で、オフィスの雰囲気も悪く活気の無い企業も市場に提供しているモノ、サービスは一定の将来性が担保されているように感じるなど、改めて全てのピースを揃えて経営していくことの難しさ、現実を垣間見た気がします。

そんな中、特に印象に残っているのはApple(Apple University学長)とLogitech(CEO)の講演です。Appleでは現在の15万人を超える社員の規模まで成長してもなお、各社員の自律性に依存した組織体制であること、また、お客様とのPromiseを実現するという明確なビジョンが末端まで徹底されている(あるいはしようとしている)姿に他との大きな違いを感じました。企業のビジョンが社員が働く理由となり、常にそのビジョンに沿った価値を生み出しているのかを上下一貫して問い続ける、故に大企業となった今もトップが個別の業務の細部にまで拘る事ができるという姿は、私にとっては組織のリーダー像として発想の転換になりました。私の今までの経験では、企業の幹部は個別業務の細部は把握もしていないし興味も薄い、ビジョンの前に現実が優先される、なぜならば如何に効率的に大局観を掴み最適な選択をするかが良いリーダー像と刷り込まれてきたからです。勿論、業種の特殊さにより実現の困難度は異なるでしょうし、ともすればマイクロマネジメントにもなりかねず現実的に如何に最適なバランスを見出すかは課題ですが、今や世界を代表する企業でビジョンをベースに上下関係なく必要な議論が可能な体制が敷かれていることは驚きでした。

前述のStartupへの違和感が恐らくビジョンよりも先に手段に関心が集中している点であったのに対し、現実に生き残り、世の中に価値を提供し続けている企業にはビジョンが根付いている事を確認出来た事には少し安堵を覚えました。しかし、黎明期のAppleが実際にどの程度までビジョンを持ち、共有していたのか、また、ビジョンがあることが中長期的な成功の必要条件では無く、後からマネジメントのツールとして装備するという逆転の例も考えられ、まだまだ事実の理解不足や考えを整理しきれていない部分も残っています。

Logitech(日本ではLogicool)では、どんな仕事も5年も続ければ新たな学びは少なくなる、その現実を認識した上で全く異なる領域での自分の興味を追いかける事が、回り回って仕事でも新たな切り口として役に立つという趣旨の話が有りました。海外生活を継続していると、私自身の教養の無さを痛感する場面も多いです。文化や歴史の豊かな国民は自身のルーツに強い興味を持ち、逆に豊かとまでは言えない国の出身者も他国に強い興味を持って深い知見を持ち合わせています。そしてそれら教養のレベルはちょっとした四方山話の間でも相手には如実に伝わります。一方、外との関わりも薄く、他者との比較の視点も薄い島国日本で育ち、自国の歴史と文化を誇りに思うことに躊躇いを感じる雰囲気の中で育った私には、人に語るだけの日本人としての教養の基礎も乏しく、今回の話と合わせてより視野を広げて興味を持ち、その道を追求する姿勢がキャリアだけでなく人生を豊かにすると学びました。

・International Consulting Project (ICP)

プログラムの佳境となるICPは7週間に渡り実際の企業からの依頼に基づいてIMD MBAの各チームがコンサルティングを行うものです。私は在スイスのメーカーがクライアントで、彼らの中期的な新規事業領域を考えるプロジェクトを担当しました。

プロジェクト自体の難易度も有りますが、加えて卒業が迫りチームメートの就職活動も佳境に入る中、如何にチームのダイナミクスを維持するかで苦戦しました。各人の優先順位を共有した上でどこにチームとしてのゴールセッティングを行うのかが最も難しかったです。無理をして(強いて)でも多少はマシな成果物を出したいというエゴが出てしまい、結果として効率もチームワークも悪化させてしまった場面が有りました。

また、ICPを経て、コンサルティングに対して、

・絵を描くだけでなく、実際に物事を動かすところまで私は手がけたい、関係者を巻き込んでいくプロセスに強い魅力を感じる、

・ゴール設定の非常が難しすぎる、且つ失敗しても自らにはその損失も挽回の機会も回ってこない(勿論将来の契約に影響する等はあるでしょうが)ことから、精神的に非常にタフな仕事である

との考えに至りました。特に後者は今回のICPを通じてどこでプロジェクトを完了させるか、妥協と完了の線引きはどこになるのかと悩む中で痛感しました。

・Debiopharm-Inartis Challenge 2018 Finalist

以前の投稿で少し触れたInnovation Weekの結果、ファイナリストの5チームのうちの一つに選ばれ、5,000CHFを元手に更にプロトタイプを作り込んで最終選考に臨みました。ICPや就活でチームメートも物理的にバラバラの中、チームも5名から3名まで縮小しましたが、どうにか時間を絞り出してプロトタイプの作り込み、専門家へのヒアリング等を継続しました。10月末には主催団体でスイスの医療関係者向けのピッチを行い、選考を受け、表彰式では200名を越す医療ビジネス関係者や投資家向けにプレゼンも行いました。

結果は惜しくも次点でしたが、今後もプロジェクトを引き継いで継続したいという申し出と、投資家からは起業のサポートの申し出ももらいましたが、このまま卒業をしてチームがスイスを離れると共にプロジェクトを終わりにしてしまうのか現時点では見えていません。個人的な経験をベースにアイデアを具体化し、チームの助けがあってここまで辿り着いたプロジェクトですが、良い経験だったとして終わらせてしまうことに後ろめたさを感じています。

・卒業式

そして無事に12月7日に卒業しました。大きなサプライズはThe Michael Hepper Awardにもう一人のクラスメートと共に選出されたことです。これはClass of 97で卒業直前に交通事故で他界したMichel Hepper氏を偲んで当時のクラスメートが設立した賞で、クラスメートの投票で最もAltruismでSelflessnessだった人を選出するものになります。大変恥ずかしながらクラスでも最も内向的で目立つ事のない私が受賞したことに驚いたと同時に、ちょっと過大評価されている居心地の悪さも感じましたが、何よりもクラスメートに選出されたことに徐々に嬉しさが込み上げてきています。他界されたHepper氏の無念やこの賞の意味するところを胸に刻んで、驕ることなくクラスメートの想いに応えられる人間を目指していきます。

この一年間を振り返るとハード面のMBAスキルセットというよりも、リーダーシップ、チームワークや多様性といったソフト面での考え方をクラスの内外で繰り返し学ぶ日々でした。異なる考え、アプローチのクラスメートと交わり、関係を築いていく中で、逆説的に私自身の価値観の基準や考え方をより深く認識できるようになりました。より深く認識するに至ったことで、今までは認識もしていなかっら私自身の問題点も山積していますが、これらへの取組みはIMDの一年間では終わらない、人生を通した挑戦になります。この挑戦に対して、対処出来るツールを学んだ事、そして何より同じ経験を共有したクラスメートが世界中に出来たことが最大の収穫です。

また、出来なかったことではなく、出来たことに目を向けること、ありのままの不完全な自分自信を理解した上で受け入れること、また、人生に於る優先順位を明確にし、人生を楽しむことを後ろめたいと感じないこと等々も少しずつですが実践を目指しており、長い目で見た人生へのインパクトという意味では非常に大きな収穫を得ることが出来たと心の底から感じています。

90名一クラスのみのIMD MBAですので、各人の占めるウェイトが非常に大きいです。また、ソフト面重視の為、どこまでコミットして自身をさらけ出せるか、どれだけ深くクラスメートとお互いを受け入れることが出来るかによっても得られるものは異なります。私はClass of 2018の一員として卒業を迎えることが出来、とても幸せです。もうあの空間は二度と戻ってこないと考えると寂しさも感じますが、それ以上に、クラスメートが世界中で活躍する姿を応援することが、また、再会して語り合うことが楽しみでなりません。

最後になりますが、ここまで応援して下さった家族、友人、クラスメート、会社の皆様に改めお礼申し上げます。

IMD MBA Class of 2018

河野 伸吾

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